イチゲンさんに『ジャケ買い』される!商品名の付け方とサムネイルの選び方

ECサイトの商品のサムネイル/小さな画像を適当に登録してしまっていませんか?
じつはちょっとしたコツでジャケ買いしてもらえるような商品画像が作れたり、商品名の効率的な言葉の選び方を身につけられます。たくさんの商品に埋もれてしまわないためにも、洗練された商品名とサムネイルで、あなたの商品をもっと魅力的にして、お客様に一目惚れさせませんか?

2018年2月14日

丹精込めて創り上げた作品を、より多くの人に手にとってもらいたいと思うのは作家として当然のことですよね。
BOOTHに出品する際、気をつけなければならないのが「商品名」と「サムネイル画像」です。「特に自分のファンがいない」、「初めて出品する」といった場合は、作品の出来以上に重要になってきます。
初めて自分の作品を目にする人に、作品を手にとってもらうためにはどのような商品名を付け、どのようなサムネイルを作ればいいのか。今回はズバリ、一見さんが『ジャケ買い』をしてくれるような出品の仕方について解説します。

目立てばOK?

◎人はなぜ『ジャケ買い』をするのか?

あなたは『ジャケ買い』をした経験がありますか?小説やマンガ、CDやゲームなどついつい『ジャケ買い』をしてしまったということも少なくないはず。
ではなぜ、人はジャケ買いをしてしまうのでしょうか?

『ジャケ買い』は言い換えると、『作品への一目惚れ』です。
見た目が魅力的な異性に思わず恋に落ちてしまうかのごとく、作品をタイトルや見た目で気になる存在にさせ、買ってもらう。原理としてはほぼ同じですよね。

『一目惚れ』はしようと思ってするものではありません。ついついしてしまうものです。

人が相手の場合、一目惚れをした後はデートに誘ったり好きになってもらうよう努力したり、いささかハードルが高いもの。
でも相手が数百円~数千円の作品であれば、手が出しやすいと思いませんか?
それが『ジャケ買い』の正体です!!
その心理を狙いましょう!

もちろん無意識に魅力を振りまいている「一目惚れされやすい人」がいることは事実ですが、一目惚れはテクニックでつくれるというのが定説。

例えば人とどこか違う雰囲気を持っていたり、常に笑顔でニコニコしていたりする人は一目惚れされやすいと言いますし、じっと相手の目を数秒見つめるだけで脳が一目惚れしたと錯覚する、なんていう話もあります。

実はこれ、自分の作品にも同じことが言えるんです。

他の作品と違う雰囲気を持たせたり、魅力のある表情をさせたりすること、
そして見た人を数秒間釘付けにさせることは、テクニックさえ知っていれば誰でもできます。
そのために必要なことは、「自分の作品のファンとなり得る人が、どのような趣味を持っている人なのか」を知ること。そして、「その人達がどのような言葉を好むのか」を知ることです。

自分の作品のファンとなり得る人とは、一体どのような人でしょうか。
ファンがついていない最初は、全く想像ができないし、知ることも不可能だと思うかもしれませんね。
しかし自分の作品だけでなく、その背景にある「インスパイアされた作品」「リスペクトしている作品」に焦点を当てると、見えてくるものがあるはずです。
その作品は必ず、あなたの作品に影響を与えているはず。
つまり、インスパイアされて創っているということは、ファンの層がかぶる可能性が高いと考えられます。

確かにファンになってくれるかどうかは実際に作品に触れてくれた後にしかわかりませんが、商品名、サムネイルで作品を手にとってもらうために作り込むには、とても有効な視点です。

ファン層がかぶりそうな作品を把握したら、そのファンたちが作品に対してどのような言葉を使っているかを研究しましょう。

例えば小説や作品であれば、作品を褒める時に使用されている言葉、もしくは作品を説明する際に使用されている言葉などが参考になります。
ファンの人たちが使っている言葉の中で最も繰り返し使われているものをタイトルに盛り込むと効果的です。
また、好きなシーンやキャラクターなどを把握することも大切です。サムネイルを選ぶ際の参考になります。
グッズであれば、好きなシーンやキャラクターに代えて、使用シーンや使用例などの画像を参考にしましょう。

その作品を一番知っている人、そして魅力あるように見せるのはあなたです。
しかし自分の姿は鏡に映さないと見ることができないように、自分の作品も自分では意外に見えないもの。
そんな時には、大好きな作家さんの姿を観察させてもらうのが便利ですよ。

◎『ジャケ買い』をする心理的なフックとは?

言い方はあまりよくありませんが、意識すべきは「サムネイルでひっかけて、商品名で響かせる」ということが大事です。

BOOTHの商品一覧画面を見ると、作品のサムネイル、商品名、作者名、値段などなど様々な情報が目に入ります。
全て大切な情報ではありますが、まず目に飛び込んでくるのはやはり「サムネイル」です。読んで脳で理解するという2ステップを踏む必要がある文字情報と比べ、視覚で瞬間的に好き嫌いが判断できるという点においては、画像情報の方が勝ります。

最初にパッと目に入るのはサムネイル

もちろんサムネイルだけをこだわればいいというわけではありません。
ただ興味を持ってもらうためだけであればサムネイルだけでOKですが、みんなに手にとってほしい、買ってほしいと考えるのであれば、興味を持ってくれた人の心に響かせるようなタイトルが必須になります。

では、サムネイルの選び方と商品名の付け方について具体的に見ていきましょう。

◎サムネイルの選び方

「私の作品は中身で勝負だから、外側はどうでもいい」。そう思っているうちは、その勝負の舞台に上がらせてもらうことすらできません。
ここまで極端な考えを持っていなくても、例えば小説であれば自分は絵が描けないから、依頼するとお金が大変だから、などの理由で文字だけなどのシンプルなサムネイルにしている人はいるでしょう。
しかし、他の作品と比べて表紙やサムネイルの魅力がない、劣っている、ダサいと思われてしまったら最後。手にとってもらえることはありません。
自分の作品を引き立ててくれるクオリティのものを用意しましょう。

その考えは広く浸透しており、BOOTHにもクオリティの高い表紙やサムネイルが増えています。
つまり、美麗なイラストや可愛い写真というだけでは、数多くある作品の中に埋もれてしまうのです。
そこで、「何かで目立たせる」ということも大切になってきます。

目立たせることを考えた時に、比較的誰でも思いつきやすいのが、「色を目立たせる」ということではないでしょうか。
例えばピンクや赤など、ビビッドな色はそれだけで目をひきますよね。
ただ、そのような色は自分の作風に合わない、もしくは自分を好きになってくれそうなファン層には響かない可能性もあります。
その際は「切り取りの幅」を大きくすることを意識してみましょう。

例えば一人の少女がこちらを見ているサムネイルだとして、少女の全体像が描かれているより、大きく瞳だけが描かれている方がドキッとさせられませんか?
また、ご存知のとおり、サムネイルは非常に小さい画像です。この中に全身の画像を入れても、使っている端末によっては何が何やらわからないこともあるので、できるだけ切り取る幅は意識した方がいいでしょう。

どちらのサムネイルが目を引きますか?

◎商品名の付け方

商品名の付け方にも、同じことが言えます。伝えたいことを100%詰め込んだタイトルは、確かに様々なターゲットに届くでしょう。
しかしその結果ごちゃごちゃ感が生まれ、何が本当に伝えたいメッセージなのかがわからなくなります。

映画のCMを思い浮かべてもらうとわかりやすいかと思いますが、記憶に残り観に行きたいと思うCMは、一番の見どころのシーンだけを切り取っていることがほとんど。
逆に伝えたいことを盛り込みすぎたCMは、あまり記憶に残りません。10個の伝えたい言葉を並べるより、ただ1つの本当に伝えたい言葉を選ぶ。
それが、ジャケ買いの鉄則です。

◎とにかく、「なんだこれ?」と思わせることが大事!

商品名・サムネイル共通のファクターとして一つ挙げられることは、「何を盛り込むかではなく、何を捨てるかを考える」ということ。
サムネイルであれば、例えば色を捨てて青地に白い線でキャラクターを描いてみる。
そして作品にぴったりの、ただ一つの言葉を商品名に添える。作品の世界観とそれらがマッチすれば、人の心に「なんだこれ?」と思わせることができるはずです。

人の「なんだこれ?」を生み出し、ジャケ買いさせるためには、何も奇をてらう必要はありません。
自分の作品の向こうにいる、インスパイアされた作品とそのファンを研究し、無駄な情報を削ぎ落としていけば、自ずと見えてくるのです。
つまり、努力次第でどうとでもなります。

もちろんそのジャケ買いの結果、ファンになってくれるかどうかはあなたの技術によるでしょう。
しかし、そのための努力は決してあなたを裏切ることはありません。
その努力の一つに、商品名とサムネイルの研究を加えてみてくださいね。

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