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Swift らしいコードの書き方を、公式の API デザインガイドラインに則って紹介します。名前の付け方からメソッドの所属させる場所の選び方、プロトコル拡張での表現方法まで、幅広く紹介しています。 Swift に慣れてきた人が表現力を高めるための次のステップとして、他の言語を使ってきた人が Swift に馴染むための入り口として、きっと最適な1冊です。
あらすじ
Swift らしいコードってなんだろう。 Swift 言語に注目が集まり、多くの人が Swift らしさを求めてコードを描き彷徨いました。唯一の手がかりである Swift 標準ライブラリーの定義を、ただただ懸命に観察しながら。 それから時は経ち、Apple 自身も Swift 3 の登場と合わせて Swift API デザインガイドラインを公開して、指針を示してくれました。いよいよ機は熟した感じ。せっかくだから一緒に Swift らしさを目指してみましょう。
仕様
同人誌 A5 / 92 ページ / 本文 スミ刷り 匿名配送を希望の場合はこちら。 https://ez-net.booth.pm/items/1264807 電子書籍版もあります。 https://ez-net.booth.pm/items/1264780
対象読者
Swift でコードを書くときに「こういうときはどう書いたらいいんだろう」と迷うことがある人や、他の言語を習得していて Swift の雰囲気を知りたい人、普段から Swift に親しんでいる人が再確認のきっかけとして、幅広く活用できる一冊です。
得られる知識
関数名やメソッド名の付け方、イニシャライザーのラベルの付け方、機能をどこに実装すべきか、型キャストの表現の仕方、プロトコルを使った機能の備え方など、状況ごとの Swift コードの書き方を考え方も含めて整理できます。
目次
1 Swift らしい表現を目指そう 1.1 Swift らしいコードを描きたい 1.2 Swift らしさってなんだろう 1.3 私の思う Swift らしさ 1.4 それでは旅を始めましょう 2 関数名とメソッド名 2.1 名前の基本方針 2.2 主体の説明力が不足するとき 2.3 読みやすくするための指針 2.4 名前のバランスを整える 2.5 POINT 3 イニシャライザー名 3.1 基本的な名前の付け方 3.2 変換イニシャライザーとは 3.3 型キャストとの関係 3.4 全幅変換イニシャライザー 3.5 Narrow 変換イニシャライザー 3.6 名前が用途を明確にする 3.7 POINT 4 機能の所属 4.1 主体に機能を実装する 4.2 プロトコルも主体になれる 4.3 他者が作った主体に機能を添えたいとき 4.4 機能に主体を備える利点 4.5 既に同じ名前の機能があると衝突する 4.6 フリーな関数で実装する場面 4.7 POINT 5 型キャスト 5.1 変換イニシャライザーで表現する 5.2 変換イニシャライザーを備える場所 5.3 逆変換も変換先にイニシャライザーを備える 5.4 Swift らしい型キャストが可能に 5.5 POINT 6 比較可能な型 6.1 Equatable プロトコル 6.2 型に Equatable を適用する 6.3 ジェネリックで世界が広がる 6.4 POINT 7 テキスト表現可能な型 7.1 CustomStringConvertible プロトコル 7.2 型をキャスト表現可能にする 7.3 さまざまなテキスト表現 7.4 文字列表現を期待する場面 7.5 Playground で確認したいだけなら 7.6 どの表現を採用するかは Swift に委ねる 7.7 POINT 8 連続的な値を受け取る 8.1 話を進める上での前提 8.2 Double 型を扱う配列の合計を求める 8.3 浮動小数点数を扱う配列の合計を求める 8.4 浮動小数点数の合計を求める 8.5 数値の合計を求める 8.6 機能の所属を意識して