
『IMG_antigone_copycopycopycopy.ply(あるいは暴力による無意味な無のための新しい音楽のための暴力)』戯曲
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2019年秋に行われたお布団の本公演『IMG_antigone_copycopycopycopy.ply(あるいは暴力による無意味な無のための新しい音楽のための暴力)』の戯曲となります。 本文31600字ほど、91ページです。 縦書き1ページごとの書籍風レイアウトになっています。
戯曲という形式
『戯曲』とは基本的に演劇のために書かれたテキストです。『台本』と言う言葉より、もう少し文学性や芸術性を重視して、フレキシブルな書き方が許される、広めの括りの言葉です。特殊な形式の小説としても読めますし、わかりやすく言えば、ゲームのシナリオみたいなものです。
ストーリー/ジャンル
戦争状態にある架空の国家『テーバイ』を舞台に、死んだ兄の名誉を守るために国家に反逆した勇敢な女性『アンティゴネ』が、国を支配する叔父であり首相『クレオン』の策略に嵌り、《先端医療技術研究センター・有意識体実験場》通称『音楽』へと幽閉され、恐るべき運命をたどります。 ギリシャ悲劇『アンティゴネ』を大枠に、現代の技術や、歴史上の戦争犯罪を、SFガジェットを組み込んで拡張した、歴史と私たちを接続するための近未来のグロテスクな寓話。 無理やり具体的に当てはめるとポリティカル戦争SFスリラーとかになるかもしれません。
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