気付くと、女はその〝世界〟にいた。 〝ケラ色の女〟と称され、忌み嫌われるエリカは、不死の力を持つ〝転生者〟だ。 ジ・オスクと呼ばれる異世界で、エリカは長い長い年月虐げられた日々を送ってきた。 ジ・オスクの住人に強烈な怨恨の念を抱くエリカだったが、そんな折、魔王と呼ばれる者が、ジ・オスクに『アポカリプティックサウンド』という世界の終焉を告げる音を鳴らす。 『アポカリプティックサウンド』は、ジ・オスクに天変地異を引き寄せた。 これは、転生者エリカが魔王と謁見するだけの物語。 落ちながら、 飛ばされながら、 ぶち当たりながら、 打たれながら、 流されながら、 凍えながら、 潰されながら、 エリカはただひたすら魔王に想いを馳せる。 崇拝する魔王と対面した時、エリカはその〝全て〟を知ることになる――。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【Ａ５】・・・・・【ＰＤＦ】 【ページ数】・・・【１８Ｐ】 【本文】・・・・・【モノクロ】 【総字数】・・・・【５６７１】 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■