
ferne(フェルネ)
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2000年代初頭にアニメ・ゲーム文化周辺で生まれた「セカイ系」という言葉。今年完結を迎えた庵野秀明『エヴァンゲリオン』シリーズや、『君の名は。』『天気の子』で一斉を風靡した新海誠の作風がそのように形容されてきました。 本誌は、破滅的な「世界の終わり」が描かれることも多い同ジャンルと、「世界的」危機として語られる(ポスト・)コロナの2020年代を重ね合わせ、多彩なテキストによって人間と「世界」との距離感について考察を巡らせる内容になっています。 <書誌情報> 書名:ferne(フェルネ) 企画・編集・発行:北出 栞 デザイン:竹久直樹 表紙イラスト:木村 勇 サイズ:四六判、224ページ 価格:2,000円 <収録内容> 【巻頭言】 「セカイ」から、再び始めるために 北出 栞 【論考】 青空と神話——ドイツ・ロマン派の芸術観から探る「セカイ系」のアクチュアリティ 北出 栞 【座談会】 「セカイ系文化論」は可能か?——音楽・映像の交点からたどり直す20年史 柴那典+渡邉大輔+北出 栞 【論考】 この手のなかに溶けゆく世界——新海誠とAppleにおける流体のマテリアリズム 布施琳太郎 【インタビュー】 セカイ系とは、哲学そのものである 山内志朗 【論考】 実存と救済——男性主人公の「僕」と戦闘美少女の「君」からなる物語の構造 高橋 幸 【論考】 セカイ系を再定義する——あるいは、『イリヤの空、UFOの夏』をもう一度考える 平野遥人 【インタビュー】 いま「セカイ系」物語を書くということ 岬 鷺宮 【論考】 不可能性としてのセカイ系——杉井光の忘却の否定神学について 王 琼海 【座談会】 セカイ系・日常系・感傷マゾ——フィクションと私たちの関係、20年間のグラデーションを探る サカウヱ+ヒグチ+わく+北出 栞 【エッセイ】 プライベイト 慈 【年表】 セカイ系作品クロニクル 1995-2021 編集後記 プロフィール ※お知らせ※ 初版本には、裏表紙のテキスト表記に誤りがございました。 ×柴 那典+渡邉大輔+北出 栞 「セカイ系文化論は可能か?」 〇柴 那典+渡邉大輔+北出 栞 「セカイ系文化論」は可能か? 2022年1月より販売の第2版では修正されています。