web上の公開作を書き直し・書き下ろしを編集し、文学フリマにて販売した作品。柴野日向と白鳩の合同短編集です。 全102ページ ・甘くて、苦い：俺、ちょっと馬鹿な子が好きだな。気になる杉崎の言葉に、私の胸は高鳴った。　 ・ひなたの影：為す術なく死んでいく真は、どんな想いでおれの傍に居たのだろう。 ・君は夜の下に咲く：夜にしか見えない君は、自らを月下美人に例えた。僕が出会った不思議な少女とのお話。 ・夏、邂逅：上手くいかない人生、一年に一度だけ彼と邂逅する。 ・シンクロニシティ：幼い頃からシンクロする志乃と真也。些細な喧嘩から、二人の運命は大きく変わってしまう。 ・久遠の夢・怖い夢を見ていた。永遠に終わらない夢を。何度も自分が、殺される夢を。 ・君は、サンタクロース：サンタクロースなんて信じない。夢なんて見ていられない。そんな男の前に、サンタ服を着た子どもたちが現れた。