
文藝サークル・しゃんぶるぶらんしゅの早乙女ぐりこが、デジタルメモ・ポメラ購入をきっかけに、ほぼ毎日書いて公開するようになった日記(初出:https://note.com/glico30tome)の書籍化。2019年7月6日から2020年1月12日までの約半年分を収録する。書籍化にあたり、日記本文と各日の日記末尾のハッシュタグを一部改稿し、「各月の振り返り」を書きおろした。 A5版・226ページ 発行:2020年5月6日 ※書籍版と内容は同一です。 #恋と似て非なるもの―早乙女ぐりこ日記― 職場のデリカシーのないおじさんにぶち切れたり、原因不明の頭痛や不正出血に悩んだりしながらも、友人との旅行や一人酒を楽しみ、悠々自適な日々を送っている「私」。かつて“唯一無二”だと思っていた男と、いまも名前のない曖昧な関係を続けている。ある日友人に誘われて参戦したアイドルのコンサートで「推し」と出会い、日に日にのめりこんでいく「私」を待っていたのは―?! 「一人になりたい」と願って流れ着いたはずの場所で、「人とつながりたい」「軽率に愛したい」ともがく、バツイチ女30代の赤裸々日記。 「日記を書いたり文フリで小説を売ったり、いろんな形で自分を表現する中で、自分の表現も自分自身もどんどん変わっていったらいい。やっぱり私は昨日の自分と違う自分に出会い続けたいし、変わっても変わっても変わらない自分の核みたいなものがもしあるなら、人生の最後にそれがなんだったのか知りたい。」 「軽率に愛したいと思う。軽率じゃなく真剣に愛したい気もする。でもやっぱり軽率に愛する人でいたいと思う。」 「私にとって今日の親族イベントは、祖父の発言は、布団に入ってから号泣するくらいにはストレスがたまるものだった。だから私は『泣くほどのことじゃない』と自分に言い聞かせたりしないで、気が済むまで泣く。そのために一人で暮らしている。/祖父は知らない。説明したって死ぬまでわからないだろうから説明してやらない。目の前で涙なんか意地でも見せてやらない。だけど書いてやる。全部全部書き残してやる。」 (本文より)
