七海建人 × 女夢主（個性強）｜高専時代 ─── “呼びかけに三度応じてはいけない。” かつて高専の資料にだけ残された、奇妙な失踪事件の記録。 対象が「知っている声」に返事をするたび、段階的に侵食され、 三度目の応答で“生命活動を停止させる”呪いを持つ呪霊。 その呪霊に触れた七海は、 知る人の姿と声を“完璧に模倣する”生得領域へと引きずり込まれる。 迫る終わり。 響く声は──嘘か、誠か。 救うために差し出す覚悟は、祝福か、呪いか。 相手を選び、掴み、抱きしめることは、どちらの名を持つのだろう。 ─── 呪いと愛の境界が溶けて、ようやく“恋”に形を得るまでを書いたお話です。 静かに深く沈んでいく恋のかたちをお楽しみいただけると幸いです。 ◇Web再録+後日談書き下ろし A6/174P/全年齢 ◇収録作品 ・ちゃんと、ずっと ・愛の宿る場所 ・恋に触れ、愛を思う ・白昼に触れる(書き下ろし約7200文字) ※人体・流血の直接的なグロ描写はありませんが、情動的な「痛めつけ」の描写あり。 ※生得領域（迷路）内の閉鎖的な描写があります。 　圧迫感・方向感覚の喪失など、心理的な閉塞描写が苦手な方はご注意ください。 ◇配送方法 あんしんBOOTHパック ネコポス