うな技報 Vol.02
- Digital500 JPY

PDF版/96ページ --- 本誌では、相変わらずサーバやネットワークインフラに関してちょっとニッチな雑多な内容を扱っています。 第1章ではパケットドロップという事象に対して、インフラを構成するスイッチ、NIC、Linuxカーネルといった各要素においてどのように表れるのかを具体的なコマンド結果とともに追っていきます。 第2章ではサーバやスイッチで対抗機器の状態を取得できるLLDPを取り上げます。IOS、JUNOSでのLLDPの利用例や、サーバでlldpctlコマンドなどを使った利用例を紹介します。 第3章ではコンテナ環境のLXDについて取り扱っています。システムコンテナを動作させる環境を構築するため、LXDのセットアップ方法から管理コマンドを紹介します。 第4章では特定のアプリケーションのためにコンテナイメージを極小化する方法を紹介しています。ffmpegを例に、インストールしたパッケージから必要なコマンドとライブラリだけを抽出しコンテナイメージを小さく仕立てます。 第5章では他アーキテクチャのコンテナイメージを動作させる方法を紹介しています。qemu-user-static を使いシステムコールをエミュレーションすることでx86_64上でarmv7lなどのバイナリを動作させてみます。 第6章ではLinux From Scratchを構築し、動作させるまでの環境作成と構築時のツボを紹介しています。VirtualBoxでの環境作成からクロスビルド、ライブラリ依存状態などLFSのガイドブックだけではわかりにくいと感じた部分を捕捉し、構築したLFSをVirtualBox仮想マシンとsystemd-nspawnコンテナとして動作させます。 ---
See More