これは...一人の少女の物語...。

16世紀中頃　とある港街 多くの船舶がこの街に集まり始めると同時に 夜が明け、この街に太陽が光を照らす。 そんな活気溢れる街の一角に、 近所でも仲が良いと評判の マリーとクロエという名前の姉妹がいた。どこへ行くのも二人は一緒。 姉のマリーが手を引いて、 この賑やかな街が何よりも好きな二人は 今日も街を駆け回っている。 しかし、この家族には隠された秘密がある。 銀色の髪に紅い瞳。 マリーは「魔女の血」をひいてしまったのだ。 そんなある日、事件は起きる。 妹のクロエが街の子供達から いじめられているのを見たマリーは。 怒りから自身でも気づかないうちに 超能力で相手を傷つけてしまったのだ。 その噂は、あっという間に広まってしまった。 両親が下した決断、 そして、彼女は幽閉された 暗く、 冷たい牢獄は彼女を苦しめた 悲しみ、 切なさ、 寂しさ、 怒り、 自分を閉じ込めた両親、 そして大好きだった妹さえも 彼女は憎しみをつのらせた ついに覚醒した「魔女の血」、 彼女は自分を助けに来た妹を手にかけ そして両親をも殺してしまう 「ごめんね」 「全部終わったよ」