短編集『ファミリーレストラン』
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日常の静かな気づきと物語を。 村上春樹や池澤夏樹、 サリンジャーやカーヴァー、カポーティ、ブラッドベリなどの アメリカ文学や児童文学に影響を受け、 少しずつ書き綴った短編を本にまとめました。 マキタ・ユウスケによる、最初の短編集 2012年から2017年の間に書かれた5編を収録。 タイトル:『ファミリーレストラン』 著者 :マキタ・ユウスケ 本文 :138P 価格 :500円(税込) サイズ :文庫判A6サイズ 発行日 :2017年11月23日 発行 :turistas 紹介サイト⇒ https://note.mu/turistas/n/na722e0f0997f
各話紹介
ファミリーレストラン 自分自身をつくった大切な音楽であるビートルズが、いつの間にか世間に埋没したBGMに成り下がっていた― そんな中深夜のファミリーレストランで出会った一人の少年と己の感性をみつめた表題作 五月の空港 彼女と一緒に行くはずだった旅行に行くことができず、迎えに行った小さな地方空港で不思議な喫茶店へと誘われる ピアノが聞こえる ある日聴こえたピアノの音が、 知らず知らずの内に自分自身を変えてゆく― 秋のかばん ある秋の日に突然訪れた、旅立ちの予感 決定的で必然的な欲求と所有と、その目的とを綴る掌編 真夜中の友人 人生の岐路の時、誰もいない時にふらりと 夕食を食べに訪れる友人の予言と、移りゆく年月 静かに出会い、そして過ぎゆく話が綴られた、珠玉の短編集。 忘れかけていた記憶の片隅より、これからの不穏な生活に一つの色を。