【イメージテキスト】 狐杜の御伽噺を聞いたことがあるだろうか。 其処は、"狐達の理想郷"と呼ばれる聖域。 森の周りは幾千の朱の鳥居に守られている。 桜が舞い、紅葉は染まり、黄昏に染まる爽緑の草原が広がっている。 あちらこちらに淡く青白い狐火が浮遊していた。 "キツネのお面"をつけた見知らぬ子が居たら、それは狐杜から出てきた狐の子。 人間の子どもと友達になりたくて、時々此方側へと抜け出てくるらしい。 7歳までの子どもなら朱の鳥居を通ることが許され、狐杜へと行くことができる。 もし貴方の子どもが聞き覚えのない歌を歌っていたらそれは「狐の子守歌」。 狐杜へ招待された秘密のお土産なのだ。