かぼちゃ、なんきん、ぱんぷきん
- 500 JPY
サイズ:A6(文庫小説サイズ) ページ数:112 ●かぼちゃ、なんきん、ぱんぷきん 「A、約束通り全部はなすから、直島に行こう」 ある日、突然、自分の名前が分からなくなったAは、ずっと、同居人のチヨちゃんと祖母の三人で暮らしてきた。 そして、祖母が亡くなった日、チヨちゃんが喪主をすると言い出したのだ。 そこには、大切なチヨちゃんの秘密があって……。 直島のアート作品をめぐりながら、チヨちゃんから語られるAの真相とは? ●窓ガラスにこつんと ※本編内作品 女子高生の大江は、学校唯一の若い男性教員であり女生徒から絶大な人気のある島津に、入学当初から心惹かれていた。 島津のような素敵な男性が自分にはふさわしいと思っていた大江だが、ある日、もう一人の男の存在が気になり始める。 その相手が、根暗で、推理小説マニアの同級生、江島だった。 大江は、自分が江島を気にかけているとは認められず、葛藤の日々を送った末に……。 思春期の葛藤を描いた第24回岐阜県文芸祭秀作賞受賞作