「UEFI読本 Linux編」ではbootloaderを介さないEFI stubでのLinuxの起動を解説した。しかし、EFI stubはbootloaderでの起動と比較して柔軟性に欠ける問題があり、広く使われている起動方法であるとは言い難い。本書ではLinuxの起動に広く用いられているbootloaderであるGRUBのUEFIでの起動とLinuxの起動を解説する。 全50ページ 目次 はじめに - GRUBとは - UEFI環境におけるGRUB - 対象とするgrub.cfg 第1章 GRUBの起動 1.1 startupとgrub_main 1.2 grub_machine_init 1.3 grub_efi_init 1.3.1 grub_efi_modules_addr 1.3.2 gurb_console_init 1.3.3 grub_efi_mm_init 1.3.4 grub_efidisk_init 1.4 grub_tsc_init 1.5 まとめ 第2章 Linux kernelのロード 2.1 kernel headerのロード 2.2 パラメータの設定 2.3 コマンドライン引数の処理 2.4 kernelのロード 2.5 まとめ 第3章 initramfsのロード 3.1 初期化 3.1.1 grub_initrd_init 3.2 アドレスの決定 3.3 initramfsのロードとパラメータの設定 3.3.1 grub_initrd_load 第4章 Linuxの起動 4.1 bootコマンドの実行 4.2 grub_linux_boot 4.3 grub_relocator32_boot 4.3.1 grub_relocator_prepare_relocs 4.4 relocationの実行 4.4.1 grub_relocator32_start 4.5 まとめ おわりに