2019/9/21追記：ファイルを技術書典7向けの第2版に変更しました。誤字脱字の修正のみで、内容に変化はありません。 【技術書典DLカード版のみ】パスワード付きpdfファイルです。技術書典で頒布のダウンロードカードに記載のパスワードで解凍できます。うまく行かない場合は lyncs.keio@gmail.com までご連絡ください。 IBMの量子計算機にOpenQASM(量子アセンブラ言語)とQiskit(pythonベースの量子計算SDK)で触れるようになる本です. 2段組37ページ. 本誌では, 学部1年レベルの線形代数以外に前提知識を必要とせず, 分野に関しての一歩目となるような序論を展開します. また, 読者が量子計算機の操作を一通りできるような導入を行います. 本書は全3部からなります. 1部で量子情報科学の概要を述べた上で, 量子コンピュータ(以下量子計算機)の最もシンプルで有用な記法である量子回路の導入を行います. 2部では1部で用いた量子回路を実行可能なIBMのGUIや量子アセンブリ言語, 古典量子ハイブリッドソフトウェアキットQiskitについて述べます. 最後に3部で現状の量子計算機の性能指標など比較的ホットなトピックをお届けします. 付録は第2部前半程度の知識があれば読めるよう心がけましたのでコーヒーブレイクとしてご閲読いただけると幸いです.