ConditionalTypes 搭載以降、TypeScript は型定義自体がプログラミングと呼べるものになっています。2、3ヶ月に一度あるマイナーアップデートで訪れる新機能は、型レベルプログラミングを推進し、今まで型に強くなかったライブラリを一変する可能性を秘めています。 型は今や「書くものではなく導き出すもの」。ConditionalTypes をフル活用すれば、既存の冗長な型定義を断捨離できます。最新のTypeScript動向に追従し、型フレンドリーなライブラリを開発しましょう！ 【目次】 # 第1章 TypeScript推論型入門 TypeScript推論型の入門的な内容を復習します # 第2章 推論・抽出 - IN - 推論型から得られる部分型をキャプチャ、合成型リソースの取得法を解説します # 第3章 変換・定義 - OUT - 抽出した推論型を加工・変換するテクニックを解説します # 第4章 制約・宣言 入力引数を型で制限・型抽象度をコントロールし、I/O宣言する手法を解説します # 第5章 合成型を導出する関数 関数内部の処理を型で再現、型定義を自動化するテクニックを解説します 【注意！】 本書は技術書典5にて頒布した「ConditionalTypes I/O - TypeScript3.1 推論型の活用と合成 -」の改訂版です。すでに既刊誌をお求めいただいている方はご了承ください。