夜を照らす光のように
- 600 JPY
超弾丸論破2/狛日小説/全84ページ/600円 「日向クンのことが…」好きなんだ。アイランドの中で日向にそう伝えようとした狛枝の頭に浮かんだのは、『日向クンだけは絶対にダメ』という言葉だった。その時は意味がわからなかった狛枝だが、目を覚まし全てを思い出すと、その意味を理解する。何故なら日向は予備学科だったからだ。予備学科なんか好きになるはずがない。そう思っていたある日、偶然日向と二人きりになった狛枝は、日向が自分に向けている感情に気づく。 「俺、狛枝のことが…」 「言わないで!!」 咄嗟に出てきたのは、そんな言葉だった。思わず逃げ出してしまう狛枝。そんなはずがない。日向が、自分が、そんな感情を相手に向けるはずがないんだ。 そうして狛枝は一つの感情に蓋をする。それは決して開けてはならない蓋。例え日向の想いを拒絶しても。 そして狛枝は全てから目を背ける。 「日向クンの記憶が、なくなってるんだ…」 『忘れたくない。俺は狛枝のことを忘れたくない』 それをどれほど後悔するとも知らずに。 サンプルはこちら https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11378223