【インセイン・シナリオ】お迎えさん
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自作シナリオ第四弾 初インセイン・シナリオ 前作『綻びの家』に続く家シリーズ第二弾 夏休みに訪れた祖母の家 昼寝から目が覚めると家には誰もいなくて…? 舞台は1999年日本の田舎町 どこか懐かしい納涼シナリオ ひんやりとした怪談話を,お楽しみ下さい ◆セット内容 ・シナリオ(テキスト) ・募集用トレーラー(画像) ・進行チャート(画像) ・どとんとふ用背景画像一式 (※利用規約を必ずお読み下さい) ※人によっては,不快に感じる描写を含みます。 予めPLさんには,ホラー要素が強いことなど伝えるようお願いします。
【シナリオトレーラー】 1999年8月14日 H県A市の田舎町 夏休み遊びに来た祖母の家 蚊取り線香の煙が,ゆらゆらと漂う午後 閉め切られた縁側のガラス戸 不思議と暑さは感じない 青畳に横たわり,うつらうつらと微睡む 傍に座る婆ちゃんが,うちわを扇ぎながら 「いいかい◯◯"お迎えさん"が,来ても家に上げちゃいけないよ」 お迎えさんって? そう聞き返そうとするも声にならず 「お迎えさんを,家に上げちゃいけない」 「婆ちゃんとの約束だ」 皺々で少し冷たい手が,優しく頭を撫でてくれる ほっとする安心感と,心地よい睡魔に勝てず君は眠りに落ちた。 *** 次に目が覚めた時,家には誰もいなかった 優しく頭を撫でてくれた婆ちゃんも 台所で忙しそうに親戚のおばちゃん達と料理するお母さんも 近所の人とビールを飲みながら野球観戦をするお父さんも 誰もいない 一人っきりの家の中 『ピンポーン』とチャイムの音 もしかしたら皆,出掛けていて帰ってきたのかもしれない タオルケットを,飛び退け慌てて玄関へ向かう 磨りガラスの引き戸の向こう側 いやに背の高い黒い影が立っていて… 「お迎えに上がりました」
マルチジャンル・ホラーRPG・インセイン 作:ハルキ『お迎えさん』 舞台:本当は怖い現代日本 タイプ:特殊型 PL人数:1名 リミット:5サイクル プライズあり