霊媒堂猫の手(參)
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この世の不思議に行き逢ったならば『猫の手』までご一報を。 時は明治35年。 とある村にひっそりと構える霊媒堂猫の手に、奇妙で恐ろしい依頼が舞い込む明治怪異譚。 蠱独(2巻)の一件から、仁科は櫻幹と蠱独には「ある人物」が関わっていると推測していた。それは、十年前、仁科の視る力を奪い、鳴海に視る力を移したとされる因縁の相手、影狼である。 仁科は奪われた力を取り戻そうとしていた。猫の手の過去が紐解かれるシリーズ第三巻。 【三巻収録内容】 ・七夕の章 陰陽〜インヨウ〜 明治25年。夏の暑い日、浮かない登志世に苛立つ仁科の目の前に、白い装束を着た修験者の男が現れる。影狼との因縁の始まり。 ・秋の章 影狼〜カゲロウ〜 蠱独の一件から、霊媒堂猫の手には不穏な空気が立ち込めていた。そんな中、鳴海は母の危篤の報せに、故郷へ帰る。視えない仁科だけが取り残され、彼は影狼と対峙するために備えていた。 一方、吹山村では豊作祭りの余興として見世物を呼び寄せる。そこにいた修験者の男に出会った真文。バラバラになった三人に押し寄せる闇に、果たして彼らは立ち向かうことができるか。 ・霜降の章 煙管〜キセル〜 明治19年。権堂家の次男、登志世は病弱で厄を引き寄せる体質だった。大好きな祖父も同じらしく、彼は妖と親しかったらしい。これは、祖父・雅宗の煙管と権堂家にまつわる外伝である。 ・白露の章 猿蔵〜サルゾウ〜 明治25年。影狼からの襲撃により、権堂家から追い出された登志世と仁科は岩蕗の家に引き取られた。 そこに猿蔵という猿の妖が「鬼退治」の依頼を持ち掛けてくる。 サイズ:文庫/264ページ ノベルティに猫の手オリジナルペーパーと栞がついてきます! 追記:値下げしました。送料込みで第三十四回文学フリマ東京にて頒布した値段と同じです。ネコポスで発送いたします。※別途、手数料はかかります。