ダブルクロス3rd非公式シナリオ集「Band Aid」(ダウンロード版)
- PDF版Digital600 JPY
- EPUB(電子書籍)版Digital600 JPY

プレイした人に傷を負わせるシナリオ3本収録。ページ数は26ページです。 商品はPDF版とEPUB版のダウンロード販売になります。 収録シナリオ傾向は三種とも全てビターでシリアス。 誰も彼もが傷つかずに済む代物ではありません。 大団円は望めないでしょう。 それでも、「痛み」を求めるのなら……これはきっとアナタのためになる物語です。 また、この商品で遊ぶためには、 「ダブルクロス The 3rd Edition ルールブック1」 「ダブルクロス The 3rd Edition ルールブック2」 が、必要になります。御了承ください。 他にも必須ではありませんが、 「ダブルクロス The 3rd Edition 上級ルールブック」 「エフェクトアーカイブ」 「リンケージマインド」 「レネゲイドウォー」 「バッドシティ」 などの各種サプリメントがあると収録している全てのエネミーデータがそのまま御利用になれます。 お持ちでない場合でもエネミーデータをいじれば、遊ぶこと自体はできますのでご安心ください。 転載・二次配布などは禁止です。
◆レギュレーション
プレイヤー人数:2~4人 必要ルールブック:基本1・2 経験点:初期作成130点から配布30点前後を想定。 プレイ時間:4時間~8時間(テキストセッション想定) 傾向:ロールプレイ重め。戦闘バランスはGMが調整しない限りは甘めです。
◆概要
誰も彼もは救えない。 きっと誰かは傷ついてしまう。 それでも、負った傷には絆創膏を張って「一時しのぎ」をしましょうね。 プレイしたPCにもPLにも傷を与えるビターなシナリオを三本収録。 勧善懲悪とも、世界の危機とも、優しさとも無縁な物語です。 それでも、これは『日常』に則した、『日常』を守るための物語であることは保証します。 痛みを恐れる方は、どうかここで足止めを。 しかし、痛みを厭わない方は……どうか、一歩その先へ。 「Band Aid」は異能の与える優越ではなく……畏怖と痛みを、アナタに提供します。
◆シナリオ解説
●シナリオ1「Song of Bottom」 それは、波間に漂う微かな旋律。 それは、人を惑わす妖しの囁き。 それは、弾けて消える儚い泡沫。 入り江に響く、水妖の調べ。 その歌は――上天までは、届かない。 とある田舎の漁村で、微かな《ワーディング》の反応が検出された。とはいえ、周辺でオーヴァード同士の戦闘があったというような報告も上がっていない。これを不審に思ったUGNは、PC一行に原因の調査を依頼する。 ●シナリオ2「Cheesy Truth」 嘘は意図がなければ生まれない。 嘘は誰かが求めなければ生まれない。 嘘とは、生きる為の方便であり、生かす為の免罪符である。 虚飾に覆われた日常でも、そこに生きる者の為の嘘に違いはない。 嘘は……日常を生かしている。 それでも、まだ……真実を求めるのか? PC一行はUGNから依頼を受けて、とある『監視対象』の身辺調査を行う事になった。この『監視対象』はUGNに以前から監視を受けている無自覚なオーヴァードであり、侵蝕率はわずか2%の無害な存在である。だが、その『監視対象』の侵蝕率が突然8%にまで上昇した。しかも、『監視対象』はUGNの監視に気付いたような素振りがある。突然の侵蝕率上昇の原因をPC達に突き止めて欲しいが、当然、『監視対象』には気付かれてはならない。 ●シナリオ3「Sleep Tight」 眠りは安寧を与える。 健やかな眠りは人々を苦しみから遠ざけ、一時の安らぎは心を癒す。 その細やかな幸福を奪う権利は……誰にもない。 そのはずだった。 市内で突如、謎の連続昏睡事件が発生した。十中八九レネゲイド事件であると判断した当局はこの事件の調査と解決をUGNに依頼した。UGNの要請により呼び出されたPC達はこの連続昏睡事件の調査に乗り出す。
◆痛みを彩る「プレイエイド」
各シナリオにはそれぞれ「痛みの程度」を調整するための「プレイエイド」がテキストとしていくつか付随しています。 もし、アナタというGMや、アナタの卓のPLが鎮痛剤を必要とするのなら、この「プレイエイド」を参考にしてみてください。 無論、そんなものよりもっと苛烈な「痛み」が欲しい場合も……この「プレイエイド」はアナタの力となることでしょう。
◆NPCの仔細はGMの自由
このシナリオ集には特定の固有名詞をもったNPCは一人もでていません。NPCは「どのような役割をもった、どのような人物である」といった概要だけが示されています。 つまり、この概要に則してさえいれば……NPCはGMの好きなキャラを配置していいのです。 NPCに確固たる固有名詞と姿を与えるのは、紛れもないアナタなのですから。 公式NPCにするか? 自作NPCにするか? 新規作成するか? 既存キャラを持ち込むか? 全てはアナタの匙加減次第。 同じシナリオでも、役者が変われば「味」も変わる。 どうか、アナタ好みの役者で……アナタ好みの「痛み」の「味」を、PCに届けてください。