ーーとにかく三十迄生きる事は出来ないだろう。
(稗田阿求 著 『幻想郷縁起』より)
自らについてそう記した九代目阿礼乙女、稗田阿求。
幼少の頃からそのさだめと向き合ってきた彼女がもしも無事29歳を迎えたら。
そんな本を作って一年が経ちました。
一年経ったら、当然もう一年歳をとるわけで、
諦めていた30歳が待ち受けているわけです。
御阿礼の子であり、同時に一人の人間である稗田阿求その人と、
その人が更に1年経って30歳になった時の
目に映った世界に焦点をあてた合同誌が出来ました。
(2017年発行の稗田阿求30歳合同の電子版です)