【内容】 　時は2040年。夏も近づき蒸し暑い日々が続く。 　赤レンガ高校に通う鶉籠八咫の父・鶉籠兼光は 　メルヘン化被害者の獣人であるのだが 　夏も近づき、愛娘には「雨に濡れた犬のような臭い」と煙たがられる 　始末。果たして父としての尊厳は守れるのか…? 　一方、玉造稲荷を祀る白井八幡宮に八房と呼ばれる 　旧知の犬妖がやってきた。２５年前に玉造より借りたとされる 　宝玉「超願い玉」を返却しに来たと言うのだが…？ 　人々が神妖に最も近づいた時代… 　そう呼ばれる時代を生きる若者の近未来ご町内SFコメディ。第三弾。 【装丁】 　B5/表紙４色/56P