【戯曲】『湖国への約束』作/望月清一郎
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【戯曲】『湖国への約束』作/望月清一郎 A4サイズコピー 25枚 ※透明袋に封入。 ーーー 2020年8月公演 内山智絵プロデュース チエノミVol.1 『湖国への約束』 の台本です。 プロデューサー内山智絵の祖母の話をもとに、 望月清一郎(鬼の居ぬ間に)が書き下ろした 情緒あふれる二人の女学生の話。 【STORY】 その日は、夏の始まりじゃ言うて、蝉がよう鳴いとった。 うちらも、あのお寺の境内でよう喋りよったのう。 汽車が来るのも気付かんで、陽も暮れ始めよってね。 ――そこでね、約束したんよ。 じゃけえ、あの日が無かったら今あんたらは居らんかったかもしれん。 産まれてなかったかもしれん。 あん時の、――うちらん約束は、まあだまだ続いとるんよ。 ――明治39年。 卒業をひかえた女学生二人の、ある夏の物語。