「言っただろう、閃光……君の力じゃ守れるものなんて何一つありはしないって」
中華帝国四大財閥の一角、李伯龍の所有する香炉〈胡蝶の夢〉に届いたバレットからの予告状――彼を追ったミツキは再び、会場である飛行船『鯨鵬』で〈神の見えざる左手〉の襲撃に巻き込まれてしまう。
邂逅する黒と白の獣の激突は、その苛烈さを増し、加速する!
果たして獲物を手にするのはどちらか?
しかし、香炉には思いも寄らぬ秘密が隠されていて……
増長していくウォルフの力の前に、成す術のない閃光は――
『怪盗バレット』史上、最悪の危機!!
A5 全P246