
ウェブブラウザーで動くゲーム・ツール・アプリケーションを開発するのに役立つフレームワークのひとつ、Svelte3を紹介しています。 Svelte3は、ウェブ開発をやったことのない人でも気軽に取り組めて、実用的なプロダクトを開発できる素晴らしいフレームワークです。 本書を片手にウェブ開発を始めてみましょう! 第1章では、Svelte3 の特長を紹介します。この章では、既存のフレームワークと比べて、Svelte3 がどういった点で初学者に向いているのか・どのような用途に向いているのかを説明します。読者の皆さんが本書を読み終えたあとで作ってみたいものを考えるヒントがあるかもしれません。 第2章では、ライフゲームを題材に Web Components を作ってみます。ライフゲームを実装しながら、プロジェクトの始め方・イベントハンドリング・状態(ステート)の管理・スタイルの当て方・ライフサイクル関数・完成したプログラムの配布を学べます。この章では、ウェブフロントエンド開発をやってみたことがない人を想定して、開発する手順をステップ・バイ・ステップで説明します。実際にエディターとターミナル(Windows ならばコマンドプロンプト)を使いながら読み進めると、より理解が深まるでしょう。 第3章では、ウェブページの情報を読み取るウェブブラウザー拡張機能を作ってみます。日々、利用しているウェブブラウザーに自分のための機能を付け加えられたら楽しいですよね。(本格的で実用的な拡張機能を実装するには紙面が足りないので) この章では、簡単な拡張機能を実装する様子を説明します。複雑で大きなプログラムを開発するときには、テストとデバッグを繰り返すことでしょう。そこで、JestとTesting Libraryを使ったテストの書き方やデバッグの方法についてもこの章で触れます。 付録では、本編で拾いきれなかったトピックを落ち穂拾いします。