オリジナル短編漫画集『森のクジラ』
- 2,000 JPY
spec..☁︎゜ サイズ|B5(182×257×10mm) ページ数|150頁+手紙1通 素材|ミランダ 黒 170(表紙)、色上質 黒 厚口(遊び紙)、キンマリ SW 90(本文)、他 ※一部手作業が含まれている分、精度が落ちてしまっている部分があります。手作業ゆえの味を受け入れてくだされば幸いです。 ※在庫は少し多めに用意しております。また出来上がり次第順次追加いたしますので、ゆっくりご検討ください。 あらすじ..☁︎゜ 第1話 森のクジラ ある日、長いツノを持った旅人はバーで森のクジラの噂話を聞きました。曰く、そのクジラは北の森にいるのだと。曰く、特別なランタンを持って森を長い時間歩かなければならないのだと。曰く、近隣に住む住人でも、クジラを見つけることは難しい、と……俄然興味を持った旅人は、自分をクジラの元へ連れていくよう話し手に頼み込みます。(全42頁) 第2話 ゆきと、どく 仕事に忙殺されていた外交官は、癇癪を起こし騎士を誘い城下町に下ります。真面目な騎士が諭すのも気にせず、外交官は騎士を自分のお気に入りの店へと連れて行きました。彼らがやってきたのは、様々な国からひとが集まり、音楽や踊りを楽しめるお店。ふたりがついた頃には、もう誰かが演奏していました。(全21頁) 小話 ある語りべの置き手紙 使用ずみの部屋を掃除していた丸いみみの従業員は、宛先が書かれていない手紙が床に落ちているのに気づきました。外から急かす音が聞こえ焦った従業員は、手紙を自室に持ち帰ってしまいます。中を見ると、手紙は、部屋を使っていた旅人から”よくはたらく丸いみみの方”へ宛てたものでした。(全5頁) 第3話 レディベリーの便り ある日、閑散としたバーに真っ黒いマントに笠を深くかぶった、大柄なじんぶつがやってきました。そのじんぶつは、席に座るやいなやレディベリーというカクテルをふたつ、注文します。レディベリーというのは、オトコとオンナという2種類に分かれていたという旧人類が活躍していた頃からあるカクテルで、カクテル言葉は「刺激的なおはなし」。店主はカクテルを作り終えると、closeと書かれた看板を扉にかけ、真っ黒いひとの隣に座りました。(全65頁)