きっかけは、私設図書館シャッツキステの閉館のお知らせを聞いた時でした。よく通っていたシャッツキステを何とか後世にも伝えられないだろうか、と考えた所、ちょうど良く最近フォトグラメトリとVRChatを初めていたことから、3DモデルやVRChatワールドの形で残せるのではないか、と閃きました。3Dモデルなら配布して見てもらうことも出来ますし、VRChatならバーチャルながら店舗内部に訪問することもできます。 さっそく、撮影と公開の許可をいただけないかと相談したところ、快諾していただいたばかりでなく、貴重な時間を割いて店内撮影の機会まで用意していただけました。 これを行うにあたって、どうやって3Dの復元精度を上げるのか、どうやって快適なワールドを作成するか等をかなり調査、実験をしました。この本は、その調査、実験で得られた知見が詰まった宝箱となっています。