小説家の塔坂晶は盗作をしている。それも一風変わった盗作だ。
『聲』という呪いのインキに封じられた物語を書くため、執筆には必ず万年筆がいる。
聲の守人である謎の少女・雪に誘われて、塔坂はインキの物語を盗む盗作家になった。塔坂は不思議な盗作に罪悪感を抱きながらも作家デビューを果たし、それから……
万年筆と作家をめぐるファンタジー。
pixivで公開していた内容に加筆しました。仮初の白(かりそめのしろ)という章が追加されています。
A5サイズ/厚み12.7㎜
208ページ(本文204ページ)
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