
新しいデジタルノート術で第二の脳をつくろう
- Digital500 JPY

みなさん、ノートにアイデアを書きつつ、そのアイデアを有効活用して、新しいアイデアを作るデジタルノート術があったら使ってみたいですか? 最近、海外でスマートノートの取り方として第二の脳を作る方法が話題になっており、Notionなどの階層構造ではなく、Roam Research、Obsidianなどの構造を持たないデジタルノートがブームです。 しかし、あまりにノートの機能としてはシンプルなもの過ぎていて、何がいいのかわからない、どうやってノートを取っていけばいいのかを知ることが日本語の記事も散乱していて調べることが難しいです。(本書発行の2021年7月11日現在) 本書では、ニクラス・ルーマンが70冊以上の著書と400を超える学術論文を書いたノート術Zettelkastenから進化した、第二の脳として使うためのデジタルノート術、Evergreen notes、LYT(Linking Your Thinking)を段階的に解説しつつ、正しいデジタルノートアプリの選び方も知ることができます。 固有のノートアプリの使い方に関する解説ではないので、Roam Research、Obsidianを入門する前でも読める内容になっています。 もう満足しているデジタルノートがあるからいいよという方も、それと併用して使用できる可能性があるデジタルノート術なので、気になったらぜひご覧ください。
目次
はじめに i 第1章 序⽂ 1.1 1 つのテキストファイルにメモを書く⽇々 1.2 整理に悩まずノートが取れる 第2章 ノンリニアノートアプリの特徴を知ろう 2.1 ページが互いに繋がる双⽅向リンク 2.2 気になる⽂を参照できるリファレンス機能 2.3 ページの階層構造が存在しないウェブ構造である 2.3.1 階層構造とは? 2.3.2 階層構造の利点と問題点 2.3.3 ウェブ構造とは? 2.3.4 ウェブ構造の利点と問題点 2.3.5 階層構造とウェブ構造どちらがいいの? 第3章 ⽬的に合ったノートアプリを選ぼう 3.1 『このノートアプリ使いづらくないですか?』 3.2 ノートスタイルの種類 3.2.1 The architect 3.2.2 The gardener 3.2.3 The librarian 3.2.4 併⽤して使う、The quick capture 3.3 どれが⽬的に合っているかを⽐較してみよう 3.3.1 まず書くことに集中、情報共有の際には別ノートで書いても良い派に、Roam Research 3.3.2 ⾃分専⽤ Wiki っぽく使いたい、ローカル管理でプライベートを守りたい派に、Obsidian 第4章 アイデアを育てるデジタルノート術を知ろう 4.1 アナログノート術 Zettelkasten 4.1.1 Zettelkasten の概要 4.1.2 Zettelkasten のルール 4.1.3 Zettelkasten のノートの種類 4.2 デジタルノート術 Evergreen notes 4.2.1 Evergreen notes とは? 4.2.2 Evergreen notes に必要な指針 4.2.3 アイデアを育てるデジタルノートパターン Digital Garden 第5章 アイデアを育てるデジタルノートのフレームワーク LYT を知ろう 5.1 デジタルノートフレームワーク LYT とは? 5.2 難しそうと思ったらサンプルをみてみよう 5.3 ホームノートと MOC によって俯瞰でアイデアを⾒よう 5.3.1 ホームノート 〜ノートの⽞関〜 5.3.2 MOC 〜⾃分でマップを作る〜 5.3.3 その他の流動的フレームワーク 5.4 ノートを取る際に、どの程度のアトミックにするか悩む 5.4.1 Evergreen notes を作るプロセス 5.4.2 最初はアトミックを考えなくてもいい 5.4.3 BOAT notes 第 6 章 まとめ 6.1 デジタルノートでアイデアを育てる⽅法 6.2 デジタルノートでアイデアを育てるフロー 6.3 おわりに