本書は、Kubernetesのコアコンポーネントの1つである「Kube API Server」の概要や実装、アーキテクチャについて著者が調査した内容をまとめたものです。 本書を読むことでKubernetesのAPI Serverとして、etcdを利用したデータの保存からKubernetesの各種コントローラーのためのリソースの変更イベントの通知の仕組み、作成されたCustome Resource Definition(CRD)に応じてKube API Serverがどのようにリクエストをハンドリングしているのか?などKube API Server全体のアーキテクチャとKube API Serverが提供する各機能がどのように実装されているのかを知ることができます。 【この本の想定読者】 ・KubernetesやKube API Serverが裏側でどう動いているのか?に興味がある方 ・Kubernetesの内部実装に興味がある方 【目次】 ・第1章: Kubernetesの概要 ・第2章: Kube API Server Overview ・第3章: Kube API Serverの前処理 ・第4章: Extention API Server ・第5章: Admission ControllerとAdmission Webhook ・第6章: etcdにデータが保存されるまで ・第7章: kubectl exec/attach/log/portforwardなどコンテナやNodeに直接接続する際のフロー 【その他】 ・あくまでコードベースの調査に基づく内容となっているので、実際の挙動とは異なる箇所があるかもしれません ・また、著者の理解が間違っている箇所もあるかもしれません ・今後書籍内容のアップデートを行っていく可能性が結構あります(アップデート情報は https://twitter.com/bells17_ より発信していこうと考えています) ・本書の内容はもしかしたら数ヶ月したらWebサイト化して公開する可能性があります ・本書はリンクが多いため、pdfでリンクを開けない環境の場合はepub版で見ていただいた方が良いかもしれません