
2001年、AQUAPLUS社よりP/ECE(ぴーす)という名のmobile equipment(携帯端末)が発売されました。このプラットフォームで、かつては数多の個人や同人サークルが作品を作っていて、コミケなど即売会を賑わしておりました。 当サークルの作品で人気を博したシューティングゲーム『Delta Star』につきまして近年再販依頼をいくつか頂き、また駿〇屋で当時のパッケージ版を【買取200円】なんて値がついたものですからフロッピーディスクを買って大量生産しようと考えておりましたが残念ながらフロッピーは絶滅してしまいました。 冗談はさておき、当時買いそびれた方や新たにP/ECEを手にされた方にも楽しんで頂けるようBOOTHで再販の運びとなりました。 再販にあたり快諾頂きましたCHEMOOL氏に深く感謝いたします。 まずは遊び方説明サイトをご覧ください。
遊び方説明サイト
http://rokuhara.no-ip.org/hobby/piece/dskai2.htm
動作環境
P/ECE (AQUAPLUS社ハードウエア)専用 P/ECEコミュニケータ(PC転送ソフト)が正常動作する環境をお持ちの方。
開発動作環境構築の余談
恥ずかしながら長い年月を経るうちに資料やデータが散逸し、ソースやバイナリの確認に時間を要しました。PCの環境も激変したので環境構築のために、いかにも幣サークル的な手法でジャンクのXPノートでも買おうかと思ったのですがそれでは良心というものがありません(笑)。 そこで、P/ECE研究室様の”64bit版Windows 10で、P/ECEを使う手順”(https://www.piece-me.org/piece_on_win10_x64/piece_on_win10_x64.html)を大変有難く参考にさせて頂きました。これで利用目的を見失っていたドンキPC nanote P8も浮かばれるというものです。開発データや完成品データ確認のために開発環境を構築していますので、この手順についてサポートはできません。(Windows 10 version 21H1ではうまくいきました)。 使用したのは、後で発売された本体色が赤色P/ECEの付属CD(V1.18)です。 最初のインストール時はIndeo5 CodecもDirectX 8.0も聞かれないのですんなり終わりました。 1.18状態でインストールされましたので、以後はAQUAPLUSのページ(https://aquaplus.jp/piece/dl/)からダウンロードした ・SpriteLibrary Ver.1.00、SimpleLibrary Ver.1.00 ・フリー音楽素材 ・PieceSystem Ver1.20(Ver.1.18からの差分) を順次インストールしました。 そしてP/ECE研究室様のpieceif_winusb_x64-20120108-binドライバのインストールを行い C:\usr\PIECE\bin\pieceif.dll C:\usr\PIECE\tools\isd\pieceif.dll C:\usr\PIECE\winapp\picket\pieceif.dll (この版では3箇所)のpieceif.dllを置き換えた後 カーネルアップデートで本体biosを1.20にした後でP/ECEコミュニケーターの正常動作を確認しました。 テストプレイで一周できましたので、データには問題ないと判断してリリースしました。 ※付属CDの無いP/ECE単体であってもデータ転送手段を構築されている方もおられますので、その手法も参考になるかと思います。