短編集「疵痕」
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傷と悼みの短編集。 ※一部R-15指定の作品を含みます。 著 者: 笠井 玖郎 発 行: 緋寒桜創弌社 発行日: 2020年12月16日 文庫(A6)/ 144ページ ■収録作品 終わりを迎えた ある日の夜に 「進んでいるようで、どこにも行けない。ただゆらゆらと、行ったり来たりを繰り返す」 夜の公園。友人が語る胸の内。 モブキャラ設定帳 「我が一生に悔いあり!! 僕をもっと目立たせろおおおお!!!」 16年間モブを演じ続けた少年の魂の叫び。メタコメディ。 罪なき罪の仔 「私が彼女に殺されて、もう一時間が経とうとしている」 ある日出会った少女との、終わりから始まる物語。 マイノリティたちの三日間。 赤に消える夜(R-15/暴力描写あり) 「明けない夜はないというのなら、今はきっと夜ではないのだろう」 罪なき罪の仔 の前日譚。少女の戦いの物語。 彼女が終わりを選んだのは。その理由を辿る。 夢列車 「ここは夢列車。貴方の見たい夢までご案内いたします」 痛みの多い人生に、せめて幸せなひと時を。コメディSS。 蜜と毒(R-15) 「唇以外は触れてはいけない。それが私と彼の、たったひとつの約束だった」 薄暗い部屋。二人の男女。二人の間で交わされた、たった一つの約束。 試し読みはこちら http://underroot.starfree.jp/gallery/book/scar.html