猫たちが暮らすちいさな猫の町。 　その町角に、猫の郵便屋さんがありました。 　でんすけは、自慢の白い足袋を履いた足でさっそうと町を駆け、背中から肩へかけたかばんに入るお手紙や小包を届けます。 　白と黒のはっきりしたハチワレ模様で、お魚が大好きな、ちゃっきちゃきの江戸っ子の猫です。 「へいへい、今日の配達は……げげ、人間のとこときたかい！　べらぼうめ！」 　ひとりアンソロ「手紙」収録の短編小説「猫の郵便屋さん」を挿絵ふりがなつきでリメイクした絵本です。 　全文ふりがなつきで、イラストつきの児童小説として、子供から大人まで幅広く読むことができます。 A5サイズ/角丸加工/レーザーカット遊び紙つき/全44ページ 2021年10月16日発行