【CoCシナリオ】誰そ彼
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きみはきっと、いつまでも、なにも知らないまま。 理解してしまえば最後、そこには破綻が待っているから。 それでもきみは歩き続けるだろう。 この道の先に、置き忘れた過去があると信じて――。
――事前情報
■シナリオ インモラル和風伝奇シナリオ『誰そ彼(たそかれ)』 ■システム 新クトゥルフ神話TRPG(七版)/半クローズド ■時代設定 現代日本 ■人 数 一人固定 ■時 間 三時間程度 ■ロスト率 低 ■注意事項 継続探索者不可。新規探索者のみ。30~35歳指定。 本シナリオは過激なカルト要素、ゴア表現、ならびに性的表現が含まれます。生理的嫌悪感をもよおす可能性がありますので、お気をつけください。 ■HOなど あなたの本名は百切一絆(ももぎりいづな)である。 現在は名前を変えて生きている。 故郷である獅子落(ししおとし)村に、20年ぶりに帰ってきた。子供の頃に逃亡したが、その頃の記憶はトラウマとなっており憶えていない。 憶えていることといえば、双子の兄または姉として育てられたこと。 ■職業設定 聖職者以外であればなんでも可。 ●必須技能 目星・聞き耳・射撃(ライフル/ショットガン) ▲推奨技能 隠密・オカルトor伝承(民俗学) ■概 要 帰郷した探索者はさまざまなアイテムから過去の疑似体験を繰り返し、失われた思い出に肉薄していく。兄弟or姉妹との戯れ、祭りの夜、村の因習、大人たちの策謀とその裏にひそむ真実。過去と現在が繋がったとき、探索者はどのような未来へと歩んでいくのだろうか。
――このシナリオについて
本シナリオのテーマは、ずばり【気色悪さ】です。 いつからか体に染みつく嫌な予感。そして次第に大きくなっていく不安感。それでも進まなければならない恐怖。すべてが終わったあとも残る虚無感――。 これらを演出するために、シナリオ内では【絆ポイント】という特殊システムを採用しています。また、多くの説明を最小限にとどめております。クトゥルフ神話生物が理解しがたい存在だからこそ恐ろしいという理屈と同じで、●●●●●も探索者の恐怖の対象となることでしょう。 しかし、わからないことだらけの中でも、探索者及びPLは探索と発見を繰り返し、着実に意味のともなった結末へと進んでいきます。KPは用意されたpdfを上から下に読んでいくだけで、探索者が必ず迎える“最も大きな発見”と、その後の結末について簡単に理解できることでしょう。
――特殊システムについて
本シナリオでは【絆(ほだし)ポイント】と【覚悟Lv.】という2種類の特殊システムを採用しています。 ■【絆ポイント】について これは獅子落村にある常軌を逸した文化やしきたりに対して、疑いの念を持つ気持ちを数値化したものです。クトゥルフ神話技能とも類似しており、値が高ければ狂気に陥っている証拠となります。 たとえば“人を食べること”が否定的でない文化・環境において【絆ポイント】が高ければ高いほど、その人にとって“人を食べること”は疑いようもなく当然の出来事と認知されます。 逆に【絆ポイント】が低ければ低いほど、それは誉められたことではないのではと思考が働くでしょう。 しかし、郷に入っては郷に従えという言葉もあるように、村に居続けるほど探索者の【絆ポイント】も増加していきます。 【絆ポイント】は探索者が劣悪な文化や環境に染まっていく様を具体的に示す数値として、十分に機能してくれることでしょう。 ■【覚悟Lv.】について その名のとおり覚悟を決めた探索者は、恩恵として技能の成功度合いが増加します。またこのシステムには3段階のレベルが採用されています。
※その他※
■制作 領域Z Twitter @dex_99999 ■イラスト協力 ・ガンギマリサクリファイス氏 ・ネオンジェネシスりょう氏 ■更新履歴 2022年10月15日 ・シナリオ公開 2022年10月26日 ・タイトル画像公開 2022年10月28日 ・新タイトル画像公開 ■注意事項 自作発言等はお控えください。 シナリオに関する質問・感想はDMにてお願いします。動画化に関しましては、作者に一報いただけるとありがたいです。また、SNS上でのネタバレを含む感想には「ぷらいべったー」「ふせったー」などのサービスを使ってください。
――権利表記
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION