
12/19庭鬼7にて頒布した、写真家×納棺師の小説本「グラジオラスにくちづけを」になります。 文庫サイズ・トワイライトPP・本文106p。 スマートレターにて発送。 短編3本です。 ・アムネシア(58ページ): 非荘園パラレル。 森に囲まれた洋館で目を覚ました青年は、それまでの記憶を失っていた。洋館の前で倒れていた彼を救ったのはジョゼフと名乗る貴族風の男。ジョゼフは青年に「イソップ」という名前と生活の場を与えてくれるのだが……。 ・ラブコール(15ページ): 試合から戻ったイソップは、自室の郵便受けに白い封筒が差し込まれているのを見つける。それは、ここ数日繰り返し投函されている、ストーカー染みたラブレターであった。手紙に悩まされる日々を送るイソップ。ある日、試合中に限界が来てしまう。偶然その日ハンターを務めていたジョゼフがそれに気づき、話を聞いてくれることになった。果たして、ストーカー問題は解決するのだろうか? ・アンダルシアに憧れて(24ページ): 某曲のパロディ。マフィアの構成員であるジョゼフと、スペイン酒場のバーテンダーであるイソップは、恋人同士である。関係を隠して生きている二人は、アンダルシアに高飛びして自由になる計画を立てているのだが……。パロ元の楽曲通り死ネタ注意。