奇跡をくれ、希望を信じていいんだって思えるように。 🌟一次創作漫画（A5／本文52ページ／1冊完結） 世界がちょっとおかしくなった。景色は常冬に包まれて、ヒトは空想力を喪失しつつある。 窮屈で冷たい町で育った青年・ウェードは、ある少女の世話人に就職した。その少女・ロマネアは、作家で、ハラペコで、科学者による被造物で、鐘塔の上階に暮らしていて、空想の消えた世界では希望の命綱で――ただの心優しい少女だった。 希望を見失ったヒトと、希望を「本物にできる」一人の作家の、ちょっと大げさで嘘みたいなはなし。