死地巡礼ガールズ
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大学の卒業制作として制作した本の第二版です。 「死地巡礼ガールズ」 文庫本サイズ/132ページ/850円 制作展で販売した際と違う印刷所を使っております。細かい仕様が制作展ver.とは違いますが、ご了承ください。 伝わればいいと願うけれど、伝えたいわけじゃない。それでもこれを読んだあなたが何かを感じとってくれたら嬉しいと思いながら書きました。
あらすじ
主人公・桐谷澪子(きりや みおこ)は推しYouTuber・μ人が事故死したことを知る。μ人が女性問題で炎上していた最中の死であったため、やりきれない気持ちを抱えていた澪子はμ人の後追い自殺をすることを決める。 かつてμ人が動画の企画で訪れていた土地を巡りながら北海道に向かう澪子が最初の土地として選んだのは沖縄であった。 澪子は沖縄で従姉妹の知念苗(ちねん なえ)と数年ぶりに再開するが、苗の様子がどこか可笑しいことに気づいて……。 澪子と苗、二人の少女は旅を通じて違いの持つ「好き」の気持ちの違いを知る。 オタク女子の偏愛をテーマに、女性が持つ愛憎、従姉妹同士(女性同士)の愛情と友情を書いた作品。沖縄から北海道まで各地を聖地巡礼しながら回るロードノベルでもある。