
1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたMSXコンピュータRPGコンストラクションツール「Dante」に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する“伝説の四人の魔道士”(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけ(汗))の物語を、これまた勝手に拵えました。作中の時系列で収録された連作(?)短編集です。 無料の案内冊子『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet』が付きます。 表紙イラスト・挿画:高井玖実子 初版発行:2002年8月11日 A5判・92p・130g 頒価450円(送料別) ※こちらでは、スマートレター料金(180円)を加算しています。
戦いは、十一日間に及んだ。
『小説BADOMA』の時代を遡ること二千二百年前。 彼《か》のひとつ目一族と戦い、封印した、四人の魔道士が居た。 最後に戦列に加わったのは、古い言葉で“古《いにしえ》の破壊神の 造り上げし運命の炎の如きもの”を意味する名を持つ魔道士。
私は、誰も愛さない。
或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ・赤魔道士ガルーダ・緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼びかける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
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