異世界の競馬ファンの記憶を継承したものの、己の名前はその記憶の中に刻まれてなかった一人の「モブ」ウマ娘がラストランで己の名前の意味にたどり着くまでを描いた「ある『モブ』ウマ娘のキンイロの旅路」、 6年目の有馬記念を前にして膝の骨にひびが見つかり、引退か有馬記念出走かの選択を迫られたナイスネイチャが己の「勝ちたい」という改めて自分向き合う様を描く「素晴らしき素質の、夢を駆けて」、 シニア級有馬記念で魔に呑まれたような破滅的大逃げに打って出たマンハッタンカフェとそれを追うアグネスタキオンの姿を描いた「Report「二人の『お友達』」」、 「ウマ娘たちはどこにたどり着くのか、そしてそこで何を見るのか」にフォーカスした短編集です