29点 菊紋 (きく) 日本の実用家紋 ZIP (AI, PNG, PSD)
- セットA 菊 (16点)130 JPY
- セットB 菊 (13点)130 JPY
【セットA】画像2番目 内容 (十六菊、丸に十六菊、雪輪に十六菊、六角に十六菊、亀甲に十六菊、八角に十六菊、折敷に十六菊、十四菊、十二菊、丸に十二菊、外雪輪に十二菊、四角に十二菊、井筒に十二菊、三つ割り菊、丸に三つ割り菊、亀甲に三つ割り菊) 【セットB】画像3番目 内容 (丸の内に割り菊三つ巴 (切菊)、割り菊に三つ巴 (切菊)、抱き葉菊、葉菊菱、菊水、丸に菊水、亀甲に菊水、井桁に菊水、井桁菱に菊水、菱菊、丸に菱菊、剣菱菊、丸に剣菱菊) ━━━━━━ ※1つのZIPフォルダの中に1点1点個別にデータが入ってます。 サイズ1000px × 1000px (余白あり) モノクロ 拡張子AI (CS2)、PNG、PSDの3種類、全て背景透明の素材です。 ━━━━━━ 【解説】 菊紋は皇室を表す家紋。その他、武家の足守藩主子爵木下家と郡上藩主子爵青山家の家紋としても使われている。共に各地元自治体発行の書物や所縁の物品を元に現代的な形式にブラッシュアップして作製しました。 【丸の内に割り菊三つ巴 (切菊)】使用家、(備中足守)子爵木下家 岡山市足守を治めていた木下家の家紋。美術品によっては丸がない「割り菊に三つ巴 (切菊)」の使用例も確認されている。豊臣秀吉正室の実家側の一族。木下家は関白豊臣家が完全断絶の折、祭祀から美術品、家紋に至るまで豊臣家から継承した。豊臣家は朝廷より五七の桐と共に十六菊花紋も下賜されている。皇室の象徴である2つの紋章をそのまま使用することは恐れ多いとして、桐紋は葉脈を通した紋様に、菊紋は外縁部の花を切り揃えた形に仕上げ使用した経緯がある。各家紋図鑑や家紋の趣味本に「木下家日足」と誤りの情報を記載されてしまった影響で、多くの書物やネット内の記事に誤情報が蔓延している状態が続いており注意が必要である。岡山県立記録資料館所蔵の資料や地元岡山市の間では正しく菊紋の一種「切菊」と伝承されている。美術品、装飾、都内遺構より確認済み。 【抱き葉菊】使用家、(美濃郡上)子爵青山家 現在の岐阜県郡上市の地を治めてきた青山家の家紋である。都内遺構より確認済み。 【葉菊菱】使用家、侯爵木戸家 侯爵木戸孝允家の家紋である。維新三傑の一人として近代政府の創設者メンバーであった。遺構より確認済み。 【紋鑑は研究資料になり得ない】 業者が発行している複数の家紋図鑑 (紋鑑) とは、紋様を描く上での指南書である。発注者のいかなる注文に対処できるように、メジャーな家紋から出典不明の実在が確認されていない創作の家紋も混じっている。公家や大名家など旧華族の古い時代に使われた家紋を更新せずに載せているものや、紋様が細かすぎる家紋を省略した形で掲載しているものまである。木下家の切菊紋 (日足紋と誤表記)、榊原家の車紋 (紋様が違う)、土井家の水車紋 (槌紋と誤表記)、こちら3点をはじめ、家紋を誤って記載している点から、紋鑑を鵜呑みにする行為は避けるべきである。(執筆日 5/10/2022)