HSB(はせべ)ネックレス
- 500 JPY
刀帳番号118、並び119、へし切り長谷部の朝は早い。 朝日が昇る前に起きると日課のランニング、道場での稽古、その後身だしなみを整えた後今日の出陣・遠征・演練の編成を確かめ直近に提出予定の書類を準備する。一番鶏が鳴き、本丸の面々が起き出すと主人である審神者の自室へと向かう。 主を起こすためだ。 一度咳払いをし佇まいを直すと、部屋の中へと声をかける。 「主、おはようございます。朝ですよ、起きていらっしゃいますか?」 ..人の気配はするものの物音は聞こえない。どうやらまだ寝ているようだ。 「主、主?主!....ふむ、まだ寝ていらっしゃるのか..仕方がない。主、入りますよ」 寝坊癖のある審神者の私室へ入る。 布団を抱き枕がわりにし未だスヤスヤと眠る審神者がそこにはいた。 へし切り長谷部は枕元に跪くと再び声をかける。 「主、朝ですよ。ほら起きてください。」 返事はない、まるで屍のようだ。 「んもぅ、仕方がないですね主は。俺がいなきゃ朝も起きられないなんて..♡」 そういうへし切り長谷部の顔は喜びに満ち溢れていたように見えたのは気のせいだろうか.. しばらく無言で審神者を見ていたへし切り長谷部だったが、やがてフッと目を細めると 「そうですね..最近朝は少し冷えますから布団から出るのが億劫かもしれませんね、ならこの長谷部が暖めてさしあげます」 何が"そうですね"なのか全然全くわからないが、そう言うとへし切り長谷部は審神者の布団に潜り込んだ。 驚いたスタッフが思わず声をかける。 「チッ...なんだ貴様らまだいたのか。今は主との大事な時間だ、押し切られたくなければ今すぐ出て行け」 審神者への当たりとのギャップに思わず風邪をひいてしまいそうだ。 しかしこれこそがへし切り長谷部がへし切り長谷部たる所以なのかもしれない。 〜プロフェッショナル〜へし切り長谷部仕事の流儀 『イヤ待てなんだこれ、なんだこれ、なんだこれーーーー???!!』 おやつを食べながらTVでTHK(時の政府放送協会)を観ていた審神者はここ数年間で1番の声量を挙げたという。 へし切り長谷部ネックレス 素材 トップ・真鍮 チェーン&丸カン・14kf