星座盤16号
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星座盤16号 2022年発行。 詩1編、小説5篇を収録。 書き手それぞれの方向性に振り切った、力のある作品揃いです。 ぜひ、手にとってお読みください。 送料180円。スマートレターにてお届けします。 一決済につき2冊までのご注文でお願いします。
即興舞台/金沢美香
清新な景色を描写した詩。緊張感ある世界。
海辺に降る雪/苅田 鳴
小樽で住宅の営業を務める時田のもとに、海辺に住むのが夢という仲村夫婦が現れた。念願の土地を見つけ、家づくりに取り掛かる仲村。しかし、設計契約の日、仲村の様子は一変していた。立ち尽くす時田、黙する仲村の妻。それぞれの決意は。
犬と暮らしたい人/三上弥栄
誌音さんは四十代半ば、夫と二人暮らしの会社員。夢は大きな犬と暮らすこと。日々起こるモヤモヤすることも、散歩中の犬と会えたら、触れたら、犬分が吸収出来たらなんとか頑張れる。犬分不足の犬好き女性のお話です。
真実/清水 園
ある日届いた無記名の不審な郵便物。入っていた文庫本を見て思い出したのは、真実と付き合いがない変わった同級生だった。送り主が彼女と確信した真実は同じゼミの同級生に連絡を取っていくが……。
かりそめ/水無月うらら
スーパーのパン工房で働くパートのアラフォー女子、八木橋。ある日手を負傷して休業をやむなくされるが、話を聞いた同僚で社員のコマダがなぜか食材と調理器具持参で部屋に乗りこんできて――ハートウォーミング・飯テロ・ストーリー。
岩出三太の一日――二章/織部なな
収容所での過酷な日々を生き延びた、元引きこもりの三太。次に連れていかれたのは山の手にそびえる政治家の豪邸だった。人間の表と裏を嫌というほど味わわせられる三太は「三年寝太郎」のように自分の殻を破れるのか? 十四号に掲載された近未来小説の続編。