【電子書籍版】 かいわい vol.4 特集 アイドルカルチャー・リイントロダクション
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※電子版は印刷版と若干レイアウトの異同がございますが、本文や内容に変化はございません。 リイントロダクション=再入門のタイトル通り、アイドル文化や第1期『かいわい』(vol.1~3)への導入となる一冊。 ①座談会 「アイドル文化とは何か」と題し、編集部3名で座談会を行いました。Part.1では、第1期『かいわい』の内容を総括し、Part.2では、「楽曲・現場・推し」をキーワードにアイドル文化について改めて語り合いました。昨今のアイドル論に対する批判的言及も行っています。 ②反動の楽曲派超入門 パロディ編 編集部タナカハルカによる文章。「地下アイドル界隈」でよく使われる「楽曲派」という言葉のルーツを確認しながら、「楽曲派」の可能性をパロディというあり方に見出します。「楽曲派アイドル」のプレイリスト付きです。 ③アイドル文化のアンビバレンス 踊り子の宇佐美なつさん、現代美術作家の岡田未知さん、アイドルグループ「くぴぽ」のプロデューサー兼メンバーの服部真希さんにご寄稿いただきました。アイドルをめぐる「割り切れなさ」や「引き裂かれ」が、それぞれの視点から描き出されています。 またこのテーマに関連して、BTSのメンバー同士の「ケア」と「ケアレスネス=構わなさ」に着目した編集部の結城敬介によるエッセイ「ケアレスネスの向こう岸」と、昨今のアイドル論の盲点にめがけて書かれた古川智彬による「アイドル現場から暴投される言葉たち」も収録しています。 ④アイドルオタクヒストリーアーカイヴ 第1期から引き続いて、アイドルオタクたちへの聞き取りを行い、その記録を3本収録しました。地下アイドル、地上アイドル、K-POP。様々な「現場」の「コク」とそれをめぐる個々人の歴史や気持ちの揺れ動きについての貴重な記録になっています。 ⑤寄稿 寄稿募集に応じてくださった2名の文章を掲載。冷凍さんの「アイドル・団地・千の窓」は、アイドルと団地の共通点をたどるアイドル≒団地の観光案内。私はこーへさんの「アイドルとは現代の妖怪・怪異のことである」は、アイドル=妖怪・怪異を取り巻く力学に迫ります。