「強く触れたら壊れてしまいそうだ。必死に震える、痩せすぎた咳き込む背中。 薄い身体をおって必死に咳き込んで、いまにも肺が壊れてしまいそうな……」 肺病に侵された腹違いの兄が現れた。当初は受け入れるつもりもなかった弟は、やがて彼に心を寄せるようになるが時の経過はあまりに非情で、その病状は悪化する。 ※兄弟ブロマンス。57ページ。体調不良描写が多々含まれます。