2022年冬コミで頒布した、一航戦と五航戦メインの本です。３本のシリアスストーリーを収録。新書版/38P 『水平線上の逃げ水』 加賀も瑞鶴もいない鎮守府。赤城も翔鶴も、それぞれ相方が着任するのを待ちわびていた。ある日、翔鶴は赤城からある噂話を聞かされる。その噂によると、「僚艦とは磁石の同極のような関係で、会いたいという気持ちが強いほど、僚艦と離れていく」という。 『邂逅』 相方のいない鎮守府の瑞加賀side。瑞鶴は、先輩である加賀から厳しい指導を受けつつ、姉の着任を待つ日々を送る。そんな瑞鶴はある日の任務中、水平線のあたりに姉によく似たひとつの陰を見かけて――？ 『シュレディンガーの加賀』 『邂逅』の後日談。任務中に未帰還になってしまった加賀。彼女を待ち続ける瑞鶴と、その姿を見守る葛城の話。