一般教養系の英文読解問題を体系的に整理してあります。問題領域は「自然科学」「人文科学」「社会科学」の3つの領域にまたがります。本書を通じて、受講者諸君が、受験に必要な英語力を高めるだけではなく、教養を身に付け、また思考力を高めることを期待します。 本書は「初級～中級レベル」のものです。 目次 I. 本編 1. 自然科学 (1) 科学方法論 Day 1 科学の母体 ― 日常的「表象」への疑問 (明治大) Day 2 科学の不確実性 ― 絶対的「真理」の否定 (東京理科大) (2) 遺伝子 Day 3　 遺伝子工学 ― 実用化の「倫理的」問題 (東海大) Day 4 クローン ― 「鏡の国」の世界 (慶應大) (3) 記憶 Day 5 短期記憶 ― 「海馬」の機能 (東海大) Day 6 細胞記憶 ― 記憶の「転移」 (昭和大) 2. 人文科学 (1) ロゴスとパトス Day 7 言語 ― 「音声言語」と「身体言語」 (東京医科大) Day 8 夢 ― 「無意識」の顕在化 (大妻女子大) Day 9 同性婚 ― 「性」の多様性 (聖路加国際大) (2) 自我 Day 10 自我と他者 ― 「関係性」という鏡 (法政大) Day 11 人格 ― 「先天的因子」と「後天的因子」 (日本大) 3. 社会科学 (1) 環境 Day 12 DDT ― 「沈黙の春」 (東京理科大) Day 13 地球温暖化 ―　「温室効果ガス」の研究史 (大阪薬科大) (1) 家族と市民社会 Day 14 児童虐待 ― 「機能不全家庭」の象徴 (昭和薬科大) Day 15 バリアフリー ― 「Mr. Average」の否定 (早稲田大) (2) 国際関係 Day 16 報道写真 ― ベトナム戦争の「残像」 (明治大) Day 17 グローバリゼーション ― 「マクドナルド化」された世界 (中央大) Day 18 貧困 ― 「世界がもし100人の村だったら」 (高崎経済大) II. 略字・記号 1. 【語句】で使用したもの 2. 【構文】で使用したもの