「あほうみたい」 【シナリオ概要】 推奨人数:一人(西洋人限定) 探索者:一人で国外に旅行に行ける年齢(大学生以上推奨) 推奨技能:〈回避〉〈目星〉〈聞き耳〉 必須:自国の大切な物 推定時間:二～三時間(ボイセ) ロスト率:中 形式:西洋人ソロホラーシナリオ 注意:当シナリオはホラーに関係する描写、虫や動物に関する不快で抽象的な死亡表現が含まれる。さらに、探索者は子供になり日本の旅行を楽しむ事はできない。 差分:子供差分あると楽しい 《あらすじ》 貴方は一人、観光に来ていた。 その目的は他国の文化に触れることだったかもしれない、友人に会いにいくことだったかもしれない、特別な理由はなくただ旅行に来ただけかもしれない。 宿は自然豊かな田舎にある古い民宿に何日か滞在予定だ。 生活環境の違いに困惑することはあったがそれも楽しかった。 ただ、それだけだったのに。 大きな障子の向こうから、蝉の声が聞こえる。縁側に掛けられている風鈴の音との合唱が、ミンミン、リンリンと五月蝿い。 太陽の光が瞼の外側を照らすのが煩わしくて、暑くて。 台所から聞こえる水の流れと包丁の音がずっと、ずっと、止まらない。 早く目をあけないと。 「いつまで寝てるの、もうお昼よ」 ほら、呼ばれた。 起きなきゃ。 「全く仕方ない子ね」 足音が近くなる。 「ふふ、畳のあと、ついてるわ」 目の前には黒い髪に黒い瞳の、 「お母さん」。 【探索者について】 ▼国や年齢について 探索者は一人で旅行してもいい年齢(大学生以上推奨)で純粋な西洋人であること。 西洋人とはアメリカやヨーロッパなどの生まれであることを本シナリオでは示している。 ▼目的について 日本の文化に興味がある、日本にいる友人に会いに来た、ただの旅行に来ただけ…など、どんな理由でも構わない。ただ、泊まる宿はシナリオ上決まっているので友人の家に泊まりたいというのは不可能である。 ▼持ち物について 探索者は日本に旅行に行く際に自国の大切なものを持ち込んでいる。持ち物は自由だがカバンに入れて持ち運びできる物、身につけられる物が良い。 例:イギリス人探索者の場合「30cmほどのテディベア」 ▼言語について 基本的に〈日本語〉技能取得は必須ではない。あってもなくても大丈夫。 30%あれば日常会話に支障はないが、スマホの翻訳を使いながらでの会話も可能なので0%でも問題ない。 ▼季節について 探索者は過ごしやすいと言われる春に旅行を予定している。 ▼宿について 探索者は日本で田舎の民宿に寝泊まりする予定だ。自然が豊かで趣があると言う説明を見て予約したが実際はただ古いだけ。 【付属内容】 ・シナリオ本文(一段組PDF+二段組PDF) ・テキストデータ ・NPC素材 ・トレーラー ・スチル ・エンディングトレーラー --------------------------------------------------------------------------------------- 本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION ---------------------------------------------------------------------------------------