島田カンベエ＆シチロージのイツモフタリデ組に、商人（アキンド）の用心棒ボウガン男が関わる物語、の前半部分です。 虹雅渓癒やしの里の蛍屋で厄介になっていたシチロージは、街頭で偶然ボウガン男と再会する。大戦時代のある作戦の中、二人は忘れがたい出会いをしたのだった。その作戦とは、カンベエやシチロージが所属する東方（ひがしがた）陣営が、難所とされる空域を通過するため、水軍と呼ばれる一族の協力を要請するというものだった。折しも水軍の重要な祖霊祭「波祭り」が開催されており、作戦に付随してカンベエの密命を帯びたシチロージは、祭りの雑踏の中へと足を踏み入れた･･･（本文 A5版2段組32ページ。発行日 2011年5月3日）