【夢小説】碧落の境界線/泡沫の夢に溺れる
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風間×女主人公(ネームレス) A5二弾組/104p+48p 2冊組 夏らしい話を書きたく出来上がった夢小説。 本編に加え、風間視点や後日談、あったかもしれない話も別冊収録。 2023/09/24 吾が手に引き金を33にて頒布。 ※現地頒布価格1200円に梱包費、BOOTH手数料込での販売になります。 著:鹿 X(旧Twitter):@skmmkz Pixiv:pixiv.net/users/1901774
あらすじ
四年前、風間の幼馴染は唐突に行方不明になった。死体は上がらず、どこかで生きていると彼は信じた。そうしてもう、四年もの月日が経過していた。 季節は夏。八月十三日。うるさい蝉の声を聴きながら彼は手を合わせる。今年もまた、盂蘭盆会が始まろうとしている。幼馴染の両親から譲り受けた、簡易的な仏壇の前、死んでいるとは信じていなくても頭のどこかではわかっていた。ただ、信じたくはなかった。 形式的に冥福を祈る彼の背に、懐かしい声が聞こえる。 いつか来る終わりに怯え、夜が明けなければと願った少女。いつかまた目の前から消えることが定められた幼馴染を追い、夜の海に還ろうとする少年。これは、そんな馬鹿な子どもたちの、とある夏の日のくだらない恋の話。