織沢実『かりぶ日記』
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2022年3月3日、新型コロナウイルス禍がまだ収束せぬ中、大学卒業を直近に控えた織沢実は徳島県刈部町へ降り立った。自動車免許取得合宿で巡り会う人々との慎ましい交流、混乱の中で社会に出ようとする己が身の来し方への思索。南海の町に淡々と流れる時間はやがて、彼の身に静かな決意を招ぶ。個人的な記念、同時代の記録の閾を超えて読まれるべき「出発の書」。 文庫版(ペーパーバック) 書下し「かりぶ日記のそれから」収録 130頁 ◯2023年11月11日文学フリマ東京37にて頒布 御利用頂きまして誠に有難う御座います。 極力早目に御発送申し上げるよう努めておりますが、庵主の本業の都合ゆえ、御時間を頂戴する場合が御座います。誠に申訳御座いませんが、少々御待頂けましたら幸甚と存じ上げます。